クラウド・ファンディングやることに(前半)  

クラウンド・ファンディング(カンパお願い)キャンペーンを始めます。。。

おのれが勝手にやりたいことに、お金がないからと周りに乞うのはどうか、と反感もあるかと思います。私自身にもそういう気持ちが当初なきにしもあらず、でした。

それでも、なぜやることになったか、その経緯と、ここまでの道のりを記録しておきたいと思います。

(あまりに文章長くなっちゃったので、前半と後半に分けました。。。)


 

カンパ集めてワタシは何がしたいの?

 

わたし、来年2月末からバリ島で始まる、1ヶ月間滞在型のヨガトレーニングに参加しようとしています。

クリパルヨガを伝える代表的なティーチャーとして知られるJovinna Chan*とGrace Jull**が教える女性のみ(24名)を対象としたプログラムで、チャクラ、女神、自然とのつながり、女性という性、などのテーマをヨガを通して学び、私たち一人一人が内に秘めたパワーを引き出し、トランスフォメーションを体験しようという、濃い内容のトレーニングです。

これはヨガアライアンス公認500時間のトレーニングで「SHAKTI INITIATION: WOMEN’S ONLY YOGA LEADERSHIP CERTIFICATION」という名称のもの。ちゃんと修了できれば、認定証が発行されるタイプの教師トレーニングです。でも、私にとっては認定証そのものより、なんせバリ島で1ヶ月間、女性だけでヨガをみっちり練習する、ヨガ教師としての自信や知識を増やせる、ということに何よりも惹かれています。


*JOVINNAは私が受講した200時間ヨガ教師トレーニングのディレクターでした。4月には来日して下北沢Yoga of Lifeで多彩なワークショップを指導してくれました。私は光栄にも通訳としてお手伝いさせていただきました。

**GRACEもクリパル教師トレーニングで解剖生理学を担当してくれました。クリパルから解剖生理学を教えるDVDをリリースした人なので、クリパルになじみがある方はご存知かもしれません。 

 

 

 

クラウド・ファンディングを思いついたきっかけ

 

私が今年2月に200時間YTTを卒業した直後から、同期でこのトレーニングに参加すると言っていた女性も何名かいたので、「行きたいなー」と私も思っていましたが、卒業したての私は、まず下北沢Yoga of Lifeでの仕事やアシスタントに精を出そうとしていました。アシスタントはボランティアなので、とてつもなく良い勉強にはなりますが、お金にはなりません。貯金は200時間YTTで使い切ったので、すっからかんです。

 

米クリパルセンターで200時間教師トレーニング中、毎日いっしょに練習をしていたAngelaが「バリ島行くことにした!エリコも一緒に行こう!」と6月に誘ってくれたときは心が躍りましたが、なんせお金がついてこないから、こりゃないな、と思っていたら、立て続けにJovinnaから「あなたとAngelaが来年春にバリにいるような気がする。なぜかわからないけど強くそう感じる。バリからあなた呼ばれているのでは?」と連絡がありました。

えー!?と思っていたら「経済的な問題で行けないと思っているのなら、クラウド・ファンディングでお金を集めればいい」とまた2人から言われ、また、えー!?と思いました。

クラウド・ファンディングって、アルバム作りたいミュージシャンや、映画を作りたい人たちがプロジェクトに賛同してくれる人からお金をネットで集めるアレね、聞いた事あるけど私のやりたい事はそこに当てはまらないでしょ、ととっさに感じました。

 

 

ヨガ研修参加にクラウド・ファンディングを使ってもいいんだ!

 

けれど実際、YTT同期の米国人ヨガ教師で「姉といっしょにインドへ行く話があがっているんだけど、お金がなくて行けない」と言っていたZacという友人がやってたなあ、と思いだして、検索してみると、見事1ヶ月で目標額を達成してインドへ行ってすでに帰って来てました。

昨年、この同じ「SHAKTI INITIATION」に参加した女性で、クラウド・ファンディングを活用した人もいて、検索してみたら、彼女も見事1ヶ月で目標額を集める事に成功してバリ島へ行っていたのです。

そうなんだ、ヨガの知識をさらに深めたい、もっと勉強したいから力を貸して下さい、と世界に向かって言う事は、さほど突拍子ない事でもないんだな、とわかりました。

 

 

これはしんどい、やっぱやめよう・・・

 

いくつか有名なクラウド・ファンディングのサイトを探訪してみましたが(Kickstarter/IndieGoGoなど)、絶対にビデオはなくてはならず、また寄付をしてくれた人たちへのお返しギフトを設定するのも必須です。

たとえば「20ドルで自分たちのライブコンサートに招待」とか「50ドル寄付で、出来上がったアート作品の一部をあなたにあげます」といった感じ。うわあ、これはかなり大変な作業になるな、とネットサーフィン中に気持ちが折れて、こんなに苦労するくらいならカンパじゃなく、コツコツお金を貯めて数年後に行く事にしよう、思いました。

 

そのことをJovinnaに伝えたら、長いメールが返ってきました。

「クラウド・ファンディングは、あなたの知り合いや、過去に一緒に仕事したことで、あなたが助けた人たちから、今度はあなたが助けを受け取る、そういう練習にもなります。逆の立場だったら、あなたは10ドルあるいは25ドル程度の金額を寄付してみようと思いませんか?そういった少しずつの金額が大きな額になるのも事実です。寄付をしてくれた人にヨガを教えて、自分の奉仕とお金を交換すればいいのです。クラウド・ファンディングはお金というエネルギーについて学ぶ、非常にいい機会にもなります。自分の人生にこの学びを取り入れて、他の人を助けることも学べます」という内容でした。これを読んで私の胸は熱くなりました。

 

捨てる物は何もない、短い今生の中でチャンスを逃さずに挑戦することの何が悪いの?と思って、クラウド・ファンディングをやることに決めたのです。

 

・・・クラウド・ファンディングやることに(後半)へ続く・・・・